損しないための不動産担保ローン!金利相場と審査基準を徹底解説

不動産担保ローン!金利相場と審査基準を徹底解説!

不動産担保ローンを検討中だけど、金利の相場が分からなくて不安…という方必見!この記事では、不動産担保ローンの金利相場を銀行、信用金庫・信用組合、ノンバンク別に分かりやすく解説します。

さらに、変動金利と固定金利の違いや、審査基準、住宅ローンとの違いも紹介しているので、損をしないための知識をここで全て手に入れましょう。

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不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは、住宅・マンション・土地などの不動産を担保にしてお金を借りるローンのことです。担保があるため、無担保ローンに比べて金利が低く、高額の融資を受けられることが大きなメリットです。事業資金や教育資金、住宅ローンの借り換えなど、様々な用途に利用できます。

不動産担保ローンの仕組み

不動産担保ローンは、所有する不動産を担保として金融機関にお金を借ります。借入時に不動産に抵当権が設定され、返済が滞った場合は、金融機関が担保の不動産を売却して借入金を回収する仕組みになっています。そのため、返済責任は非常に重要です。返済が滞ると、大切な不動産を失う可能性があります。

不動産担保ローンのメリット・デメリット

不動産担保ローンを利用する際には、メリットデメリットを理解することが重要です。自分に合ったローンかどうかを判断するために、しっかりと検討しましょう。

メリット
  • 金利が低い
    無担保ローンに比べて金利が低く設定されているため、返済負担を軽減できます。
  • 高額融資が可能
    不動産の価値に応じて高額の融資を受けられるため、まとまった資金が必要な場合に便利です。
  • 利用用途が幅広い
    事業資金、教育資金、住宅ローンの借り換え、生活資金など、様々な用途に利用できます。
  • 返済期間が長い
    返済期間が長いため、月々の返済額を抑えることができます。
デメリット
  • 不動産を失うリスク
    返済が滞った場合、担保に設定した不動産が競売にかけられ、所有権を失う可能性があります。
  • 抵当権設定費用がかかる
    不動産に抵当権を設定するためには、登録免許税や司法書士への報酬などの費用がかかります。
  • 審査が厳しい
    無担保ローンに比べて審査基準が厳しく、審査に通らない可能性もあります。
  • 金利上昇リスク(変動金利型の場合)
    変動金利型を選択した場合、市場金利の変動によって金利が上昇し、返済負担が増える可能性があります。
一言メモ

ご自身の利用目的に合ったローンを利用することが重要です。事前の調査をきちんと行い、利用するかどうかの判断をするようにしましょう。

不動産担保ローンの金利相場

金利の画像

不動産担保ローンは、担保物件があるため、他のローンに比べて低金利で融資を受けられることが大きなメリットです。しかし、金利は金融機関や借入条件によって大きく変動します。最適なローンを選ぶためには、金利相場を把握し、複数の金融機関を比較検討することが重要です。

銀行の金利相場

銀行は、一般的に他の金融機関と比べて金利が低く設定されています。都市銀行では0.5%~2%程度、地方銀行では1%~3%程度の金利相場となっています。ただし、個々の銀行や借入条件によって金利は異なるため、事前に複数の銀行から見積もりを取り比較することが重要です。

信用金庫・信用組合の金利相場

信用金庫・信用組合は、地域密着型の金融機関であり、会員向けに低金利のローンを提供している場合があります。金利相場は銀行とほぼ同じか、やや高めの1%~4%程度です。地域とのつながりを重視する方にとっては、検討する価値のある選択肢と言えるでしょう。

ノンバンクの金利相場

ノンバンクは、銀行や信用金庫・信用組合に比べて審査基準が緩やかで、スピーディーな融資が可能な点がメリットです。しかし、金利相場は高めに設定されており、3%~15%程度と幅広くなっています。銀行などで融資が難しい場合の選択肢として検討できますが、金利負担が大きくなる可能性があることを理解しておく必要があります。

金利タイプ別の解説(変動金利・固定金利)

不動産担保ローンには、主に「変動金利」と「固定金利」の2つの金利タイプがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったタイプを選択することが大切です。

金利タイプ メリット デメリット
変動金利 初期金利が低い傾向がある 金利変動リスクがある(将来、金利が上昇する可能性がある)
固定金利 返済計画が立てやすい(金利が変動しないため) 初期金利が変動金利よりも高い傾向がある

変動金利は、市場金利の変動に合わせて金利が変わるため、初期金利は低く設定されていることが多いです。しかし、将来金利が上昇した場合、返済額が増加するリスクがあります。

一方、固定金利は、借入期間中、金利が固定されているため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。ただし、初期金利は変動金利よりも高い傾向があります。

一言メモ

どちらの金利タイプが適しているかは、個々の状況やリスク許容度によって異なります。将来の金利動向の予測は難しいため、慎重に検討することが重要です。

固定金利と変動金利についてさらに詳しく知りたい方は「変動金利の仕組みとは?固定金利との違いや金利タイプの選び方」の記事をご参照ください。

不動産担保ローンの審査基準

審査の画像

不動産担保ローンは、住宅ローンと比較して審査基準が厳格であると一般的に認識されています。なぜなら、住宅ローンは住宅の購入という明確な目的があるのに対し、不動産担保ローンは事業資金や投資、その他様々な用途に利用できるため、返済能力の評価がより慎重に行われるからです。

審査では、担保となる不動産の価値だけでなく、申込者本人の属性も重視されます。具体的には、以下のポイントが審査で重視されます。

審査で重視されるポイント

不動産担保ローンの審査では、主に以下の5つのポイントが重視されます。

  1. 担保不動産の評価
    担保物件の立地、築年数、面積、構造などが評価され、物件の市場価値に基づいて融資限度額が決定されます。担保評価額が高いほど、融資を受けやすい傾向にあります。路線価や固定資産税評価額も参考にされます。
  2. 返済能力
    年収、勤続年数、雇用形態、他の借入状況などが総合的に判断されます。安定した収入と確実な返済能力が求められます。源泉徴収票や確定申告書、給与明細書などの提出を求められるケースが多いです。
  3. 信用情報
    過去のクレジットカードやローンの利用履歴、延滞情報などが信用情報機関に記録されており、審査の重要な要素となります。信用情報に傷があると、審査に通るのが難しくなる可能性があります。信用情報機関には、JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターなどがあります。
  4. 借入目的
    事業資金、投資、生活資金など、借入の目的が明確で、妥当性があるかどうかも審査されます。 投機的な投資目的などの場合は審査に悪影響を与える可能性があります。
  5. 健康状態
    団体信用生命保険(団信)への加入が条件となる場合、健康状態も審査対象となります。持病や既往症によっては、団信への加入が難しい場合があり、融資が受けられないこともあります。ただし、金融機関によっては、団信への加入が任意の場合もあります。

審査に必要な書類

審査に必要な書類は金融機関によって多少異なりますが、一般的には以下の書類が必要です。あらかじめ準備しておくと審査をスムーズに進めることができます。

書類の種類 説明
本人確認書類 運転免許証、パスポート、健康保険証など
収入証明書類 源泉徴収票、確定申告書、給与明細書など
担保不動産に関する書類 固定資産税評価証明書、登記事項証明書など
借入申込書 金融機関所定の申込書
一言メモ

その他、金融機関によっては、住民票、印鑑証明書、不動産売買契約書なども必要となる場合があります。詳しくは、借入を検討している金融機関に確認することをお勧めします。

審査期間の目安

審査期間は、金融機関や申込者の状況によって異なりますが、一般的には1週間~1ヶ月程度かかります。必要書類が揃っていなかったり、追加で資料の提出を求められたりすると、審査期間が延びる可能性があります。

また、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇期間中は、審査に時間がかかる場合があるので注意が必要です。

近年の利上げによる不動産投資への影響を知りたい方は「日銀利上げ!不動産投資への影響と今後の対策をプロが徹底分析」の記事をご参照ください。

不動産担保ローンと住宅ローンの違い

違いの画像

不動産担保ローン住宅ローンは、どちらも不動産を担保にお金を借りるローンですが、その用途や金利、返済期間などに違いがあります。用途の違いを理解することで、どちらのローンが自身に適しているかを判断できます。

用途の違い

最も大きな違いは、ローンの用途です。住宅ローンは、住宅の購入や建築、リフォームといった住宅に関する資金に限定されています。

一方、不動産担保ローンは、事業資金や教育資金、生活資金など、住宅ローン以外の幅広い用途に利用できます。

金利の違い

一般的に、住宅ローンは不動産担保ローンよりも金利が低く設定されています。これは、住宅ローンは住宅金融支援機構の支援を受けていることや、金融機関にとって住宅ローンの焦げ付きリスクが低いと判断されていることが理由です。不動産担保ローンは、住宅ローンに比べて金利が高くなる傾向があります。

返済期間の違い

返済期間も、住宅ローンと不動産担保ローンで異なります。住宅ローンは最長35年と長期の返済期間が設定されているのに対し、不動産担保ローンは最長で10~20年程度と、住宅ローンに比べて短い傾向があります。ただし、金融機関によっては30年以上の長期返済が可能な場合もあります。

融資額の違い

融資額は、どちらも担保となる不動産の評価額によって決定されますが、住宅ローンは物件価格の8割~10割程度まで融資を受けられるのに対し、不動産担保ローンは評価額の5割~8割程度までと、住宅ローンに比べて融資額が低くなる傾向があります。

その他

その他にも、団体信用生命保険の加入義務や繰り上げ返済手数料の有無など、細かな違いがあります。それぞれのローン商品によって条件が異なるため、事前に金融機関に確認することが重要です。

住宅ローンと不動産担保ローンの比較
項目 住宅ローン 不動産担保ローン
用途 住宅の購入、建築、リフォームなど 事業資金、教育資金、生活資金など
金利 低め 高め
返済期間 最長35年 最長10~20年(金融機関によっては30年以上も可能)
融資額 物件価格の8割~10割程度 評価額の5割~8割程度
団体信用生命保険 加入必須の場合が多い 任意加入

不動産投資に住宅ローンを利用した際のリスクについて知りたい方は「不動産投資に住宅ローンを利用するとバレる?リスクや裏ワザは?」の記事をご参照ください。

不動産担保ローンの金利相場と審査基準まとめ

この記事では、不動産担保ローンの金利相場や審査基準、利用時の注意点などを解説しました。不動産担保ローンは、住宅ローンに比べて金利が高くなる傾向がありますが、資金使途が自由というメリットがあります。金利相場は、銀行、信用金庫・信用組合、ノンバンクで異なり、一般的に銀行が最も低く、ノンバンクが最も高くなります。審査基準は金融機関によって異なりますが、重視されるポイントは返済能力です。安定した収入があることや、良好な信用情報が求められます。

不動産担保ローンを利用する際は、複数の金融機関を比較し、自分に合った金利や返済期間のローンを選ぶことが重要です。また、抵当権設定費用や団体信用生命保険料などの諸費用も考慮しましょう。住宅ローンとの違いを理解し、不動産担保ローンを賢く利用することで、資金調達の選択肢が広がります。

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このコラムを書いた人

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アデプトマネジメント編集部

【宅地建物取引業】大阪府知事(2)第59728号
【賃貸住宅管理業】国土交通大臣(1)第002807号

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このコラムを監修した人

佐々木(宅建士)
佐々木(宅建士)
宅建士

大学卒業後、大手芸能事務所に所属。

現在は不動産オーナー様のお困りごとを隅々までヒアリングし適切なアドバイスや提案をしております。また、10年間続けた野球で培った熱意かつ慎重さを活かしてオーナー様へ迅速な対応をさせていただきます。

持ち味は何より年齢が若いことです。現在24歳。

趣味:サウナ・麻雀・プロ野球観戦(阪神ファンです。)