不動産セミナーの落とし穴:資産運用で直面した現実とその後の選択

不動産投資は資産形成において魅力的な選択肢ですが、ディベロッパーの販売手法やその後のサポートに不安や疑問を抱く方も多いです。本記事では、資産運用を模索していたN様(滋賀県在住、38歳)が、セミナーでの購入後に直面したコスト増加とその後の対応について詳しくご紹介いたします。

滋賀県在住 38才 男性 大手機械メーカーエンジニア勤務 独身
  • ●大阪市内、新築1Rマンション4室所有
  • ●令和元年購入
  • ●借入7760万 平均金利2.2%

セミナーでの魅力的な提案と即決の決断

N様は5年前、将来への漠然とした不安から資産運用を検討していました。そんな中、ネット広告で見つけた不動産セミナーに参加することを決意しました。
セミナーではファイナンシャルプランナーが「毎月1万円の積立を45年間続ければ、大阪市内で毎月6万円の副収入が得られる」と説明しました。

この不動産投資は家賃保証付きで空室リスクがなく、死亡保険やガン保険も付帯し、個人年金と同様の効果が期待できるとされました。さらに、確定申告で税金の還付も受けられると聞き、N様はその場で面談申し込みを行い、翌週に不動産会社の営業マンと大阪市内のホテルで面談することとなりました。

修繕積立金の値上げと家賃保証の減額交渉

セミナーで即決し購入後、家賃保証額のみではローンの返済とマンションの管理費・修繕積立金をカバーできず、月1万円以上の手出しが発生しましたが、「毎月1万円程度の積立」との説明を受けていたため、納得していました。しかし、数か月後に営業マンから3戸の追加購入を提案され、合計で毎月4万円の手出しとなりましたが、将来の資産不安が解消されると期待して決断しました。

ところが、物件購入から4年後、マンション管理会社から修繕積立金の値上げ通知が届き、購入時には説明されていなかった長期修繕計画案を初めて確認しました。また、家賃保証をしていた不動産会社からは家賃保証額を10%引き下げるよう求められました。契約書には「4年経過後は2年ごとに保証額見直し」と記載されており、確認不足を反省しながら契約更新の書類にサインをしました。

他の3室についても同様の説明を受け、手出しが合計で6万円以上に膨らみました。

最終的な選択と売却検討の現状

N様は状況に耐えかね、一括査定サイトで物件の売却査定を行いましたが、査定金額がローン残債を下回っており、売却に悪戦苦闘中です。今後、さらに家賃保証の減額や修繕積立金の値上げが来ないかと不安を抱えながら、毎月の持ち出しに耐えています。
この度、弊社ホームページからご相談のご依頼をいただき、物件の売却を含めたご相談をお受けすることとなりました。今後はN様の状況に応じた最適なアドバイスを提供し、解決に向けたサポートをしてまいります。

売却の金額査定は専用査定依頼ページよりお問い合わせ下さい。
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アデプトマネジメント編集部

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