「頑張って返済」はやめましょう

(2019.3.26 幻冬舎オンライン記事 一部抜粋)

新築シェアハウス「かぼちゃの馬車」のケースでは、毎月安定収入が入るといわれてサブリース契約を結んでいたにも関わらず、運営会社のスマートデイズ社の破綻によって家賃収入がゼロになりました。
月々のローン返済は数十万円に及び、それをサラリーマン大家さんが給与から補填するという事態となったのです。

家賃収入がいきなり無くなるというケースは稀ですが、空室の増加やリフォーム費用の発生などで、所有するアパート・マンションの収支が合わない状態に陥ることは珍しくありません。

借りたものは必ず返さなければならない。それが最低限のモラルである――このような固定観念を持つ方は多いですが、それは基本的には正しい認識です。
しかし、生活を顧みずに無理をして、別のところから借金を重ね、家族や知人に迷惑をかけてまでローン返済をしているのであれば、それは大変危険な状態だといえます。

(中略)無理して返済は大間違い

そんな状況であれば、まずは「無理をして返そうとすること」をやめましょう。
多くの人は、子供の頃から「借りたものは必ず返さなければならない。それが最低限のモラル」という教育を受けてきています。
しかし、 借金は生活を極限まで切り詰めたり、消費者金融からお金を借りたり、家族や友人に頼るなど、無理をしてまで支払うものではありません。

ましてや「死んで責任を取ろう」などと、考えることは大間違いです。
そもそも無理をすること自体が間違っているのです。

返せる可能性がほぼないのに金策に走り、家族や友人まで「必ず返すから!」とお金を無心するのは、家族や友人を騙すことになります。そうなると家族との関係も崩れてしまいますし、友人を失うことになりかねません。

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無理する前に見直しを

弊社にご相談下さるオーナー様の中には、生活を切り詰めていたり、少しづつ貯金を切り崩しながら、状況が好転するのを願ってマイナス収支のマンションを持ち続け、返済を頑張っている方がたくさんおられます。
また、その無理な返済が限界になりご相談いただくこともあります。

「明らかに無理な状況を頑張って乗り切る」というのは、永くは続きません。まして住宅ローンという長い年月の返済を「無理して」乗り切るのは不可能です。

「もっと早く相談すればよかった」

というお声をたくさんいただいております。
現状や未来に「不安」「不満」のあるオーナー様は、無理をせず、すぐにご相談ください。

お困りごとやご相談事がございましたら問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

このコラムを書いた人

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アデプトマネジメント編集部

【宅地建物取引業】大阪府知事(2)第59728号
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