本日ご相談いただきました。
●平成24年購入
●価格4500万円 満室時想定利11% 現在1室のみ入居
1棟アパートの危険性
7年前に滋賀県にて一棟アパートを中古で購入されました。
満室時想定利回りが11%と高利回りであり、購入時には4室すべてのお部屋が埋まっていたので非常に良い内容だとご判断され購入に至ったそうですが、3年以内に4室中3室の入居者が退去され、昨年の夏に1室入居者が入ったのですが、その後すぐに別のお部屋の方がすぐ退去され、結局現在1室しか入居者がおられないそうです。
やはり、郊外の一棟アパートは利回りに魅力が御座います。
それゆえに皆様が陥りがちなのがこの「郊外の一棟アパート投資」です。
郊外でも家賃が安い分需要がある。
最悪家賃さえ下げれば人はつく。
そのようにお考えではないでしょうか?
しかしながら賃貸市場というのは需要と供給のバランスで成り立っております。
郊外のアパート投資というのは専門家やプロの投資家の方でも避けて通ると言われます。
それだけ見通しが立てにくく、ハイリスクな投資であると言えます。
金額が安く融資が通りやすい上に利益を取りやすいそういった「郊外一棟アパート」を取り扱う販売会社も多数おりますので、お気をつけて頂ければと思います。
また、昨今話題となっておりますレオパレス問題等に関しましても、この問題を皮切りに様々なハウスメーカーの欠陥住宅などの問題が浮き彫りとなってきており、こちらの物件に関しましても物件自体に欠陥がある可能性も低くありません。
今後について
オーナー様からのご依頼は売却査定でしたので、売却に向けて動きだしております。
まず、毎年かかる固定資産税や月々マイナスとなるキャッシュフローを切り離すのが第一だというご判断は非常に賢明かと思います。
物件のエリア近くに工場を構える企業様や、郊外の物件をリノベーションして再販する企業様向けにご紹介をしてお手出しなく物件の清算ができるように進めていきたいと考えております。
空室に悩むオーナー様も多数いらっしゃるかと思います。
現状のまま置いていても何も変わりません。
空室物件に入居者を付けたい方や、売却をご検討されている方。
是非、弊社に一声お声掛けください。