“節税目的”で始めた投資マンション──堅実な保有戦略へ転換

 
  • 30代後半、外資系メーカー勤務
  • 築13年の1Rマンション1部屋所有(1,980万円で新築購入)
  • ローン残債:約1,580万円

 

【ご相談内容】

「当時の営業マンに“節税になりますよ”と勧められて購入しました。最初の数年はなんとなく得している気がしていましたが、気づけば毎年のように持ち出しが続いており、“本当に意味があったのか”と不安になっています。今でも他社から「売却しませんか?」「今が高値です」といった営業電話が多く、売った方がいいのか、持ち続けた方がいいのか、判断がつかずに悩んでいます。

 

【ヒアリングからわかったこと】

  • 半信半疑ではあったが「節税になるなら…」という気持ちで購入した。
  • 実際の節税効果は初年度こそ実感があったが、減価償却が終わると効果はほぼゼロになった。
  • 収支は月ベースで約5,000円の赤字、年間で見ると固定資産税や保険を含めて約12万円のマイナス。
  • 管理会社との関係は希薄で、収支報告や今後の運用方針の提案なども全くない。
  • 売却はまだ迷っているが、「このまま持ち続けて本当に大丈夫か」と不安を感じていた。

 

【弊社からのご提案】

まず、「節税」目的の投資にありがちな“初年度だけ得をしたように見える仕組み”について、税務的な構造を整理してご説明しました。さらに、現在の収支状況・家賃相場・物件の資産価値を改めて分析し、「持ち続ける場合の改善余地」と「売却した場合の損益ライン」の両面を明示しました。

そのうえで、以下の具体策をご提案:

・管理委託料の見直し(固定額1,100円プランへの変更)

・家賃設定と募集条件の再評価

・今後の減価償却終了後を見据えた資産戦略

・節税以外の観点での「持ち続ける価値」の整理

・将来的な売却タイミングと出口戦略の計画

 

【結果】

オーナー様には、「すぐに売る」のではなく、まず管理会社を弊社に切り替えて、収支を立て直すことをご選択いただきました。

管理変更後は、以下の内容で変化がありました。

  • 月額管理コストが削減され、収支は年間約6万円改善
  • 募集条件の見直しにより、入居期間の安定化
  • 節税に依存しない「堅実な保有戦略」による安心感

「初めて投資マンションとちゃんと向き合えた気がする」と嬉しいお声をいただきました。

 

他にも相談事例を掲載しておりますので、ぜひご参考ください。

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このコラムを書いた人

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アデプトマネジメント編集部

【宅地建物取引業】大阪府知事(2)第59728号
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