A様【新築マンションの賃料収入35年保証】

本日ご相談いただきました。

■A様 大阪府在住 男性 43歳 会社員
●新築マンション3室所有
●平成27年購入
●購入時価格5780万円 金利2.2%

新築購入のお客様

新築マンションを3室購入されたお客様からのご相談です。

まず、購入の際に販売会社から言われていたのが、35年間の家賃保証があるという内容でした。

ローン期間中はマンションに入居者が入らなくても管理会社が補てんするという内容に安全性を感じて、マンションを購入することに決めました。

販売会社曰く『新築マンションだから35年の家賃保証が付く』と言われて、だからこそ新築マンションが安全な資産だという説明を受けて購入されたそうです。

しかし、購入から3年以上が経つと異変が生じました。

まず、入居者が抜けた際に管理会社(販売会社のグループ会社)から『家賃保証に切り替えますか?』という連絡がありました。

家賃保証に切り替えようと話をしたら、次のように管理会社から言われたそうです。
『まず免責期間が2カ月ありますので、家賃は3ヶ月後から入って参ります』
『現状の家賃が58,000円ですので、家賃保証額は毎月43,500円です』

とのことでした。

まず免責期間という言葉自体初めて聞いた言葉ですし、元々購入時の家賃が64,000円だったのに対して3年で6,000円も下がることに愕然とされたそうです。

そこで、販売会社が初めに言っていた内容との違いや、物件のこれからのことを考えた結果、売却をご決断されたそうです。

今後について

まず、皆様に対して弊社から警鐘を鳴らしたいのが、「家賃保証」という言葉に信頼を寄せ過ぎているのではないか?という部分です。

家賃保証とはサブリース契約とも言いますが、相場の家賃の70~80%をお客様に払いながら主に2年間固定で又貸しをするという契約になります。

これはまず、新築マンションでなくてもどのマンションでも付けることができます。

よく営業トークで『新築マンションだから35年の家賃保証が付けられる』という業者がおりますが、中古マンションであろうが一棟マンションであろうが、サブリースの契約というのは取り組むことが可能です。

加えて、「免責期間」という特約がほとんどの契約の中に含まれておりまして、主に「サブリースに切り替えたその月と次の月の家賃に関しては、管理会社からオーナー様への支払いは免責される」というのものです。

この免責期間に関する説明がない業者や、そもそも営業マンが免責期間のことについて知らされていない。というケースも多く御座います。

サブリースや家賃保証イコール悪という訳ではありませんが、金額的な面を見ればオーナー様が必ず損をする契約になります。

このような営業を受けて新築マンションを購入された方はいらっしゃいませんでしょうか?

もし、このような営業をする業者から購入された方は要注意です。

是非一度ご相談下さいませ。

売却の金額査定は専用査定依頼ページよりお問い合わせ下さい。
ご相談事は、問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

この記事の編集者

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アデプトマネジメント編集部

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