新築ワンルームマンション投資は儲かる?将来性やリスクを徹底分析

新築ワンルームマンション投資は儲かる?

新築ワンルームマンション投資は儲かるのか?投資に興味を持っている方でこのような疑問を持っている方も少なくないのではないでしょうか?この記事を読めば、新築ワンルームマンション投資で成功するための条件や、人口減少・都心集中といった社会情勢の影響、節税効果、等を網羅的に理解できます。

この記事を読むことで、新築マンション投資の将来性やリスクについてより深い知識を得られるでしょう。

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新築ワンルームマンション投資とは?

新築ワンルームマンション投資とは、完成したばかりのワンルームマンションを購入し、それを賃貸に出すことで家賃収入を得る投資のことです。購入したマンションは自分の資産となり、売却することで売却益を得ることも可能です。近年では、少額から始められる投資の一つとして注目を集めています。

特に都市部への人口集中を背景に、ワンルームマンションへの需要は高く、安定した賃貸経営が期待できる点が魅力です。投資対象としては、都心部や大学周辺、駅近物件などが人気です。

新築ワンルームマンション投資の対象となる物件

新築ワンルームマンション投資の対象となる物件は、一般的に専有面積が20㎡~30㎡程度のワンルームマンションです。都心部や地方都市の中心部、駅に近い物件などが投資対象として選ばれることが多いです。

新築ワンルームマンション投資の種類

新築ワンルームマンション投資には、大きく分けて以下の2つの種類があります。

新築ワンルームマンション投資の種類と説明、メリット・デメリット
種類 説明 メリット デメリット
現物不動産投資 実際にマンションを購入し、賃貸経営を行う方法 安定した家賃収入を得られる、資産価値が期待できる 多額の初期費用が必要、空室リスクがある
不動産小口化商品 複数の投資家と共同でマンションを購入し、運用を行う方法 少額から投資できる、運用は専門会社に任せられる 分配金が変動する可能性がある、換金性が低い場合がある

まとまった資金があり、長期的な視点で安定した収入を得たい場合は現物不動産投資が適しています。一方、少額から始めたい、不動産投資の知識や経験が少ないという場合は不動産小口化商品が適していると言えるでしょう。

一言メモ

上記のどちらの投資方法にもメリット・デメリットがあるため、自身の投資スタイルや資金状況に合わせて選択することが重要です。

ワンルームマンション投資で成功するポイントについて知りたい方は「ワンルームマンション投資のからくりとは?成功するポイントを解説」の記事をご参照ください。

新築ワンルームマンション投資のメリット

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新築ワンルームマンション投資には、他の投資手法と比較して様々なメリットが存在します。大きく分けて、安定した収入源の確保、資産価値の維持、そして節税効果の3点が挙げられます。

安定した家賃収入

新築ワンルームマンションは、築年数が浅く設備も最新であるため、入居者にとって魅力的な物件となります。そのため、中古物件と比較して空室リスクが低く、安定した家賃収入を得られる可能性が高まります。特に、大学や企業へのアクセスが良い都心部の物件は、高い入居率を維持できる傾向があります。また、新築物件は入居開始時の賃料設定を周辺相場よりも高く設定できる可能性があり、収益性を高めることが期待できます。

ただし、周辺環境の変化や競合物件の増加などにより、空室リスクが完全にゼロになるわけではありません。家賃保証システムの導入や、適切な管理会社選びなど、リスクヘッジを行うことが重要です。

資産価値の維持

新築ワンルームマンションは、築年数が浅いため、中古物件と比較して資産価値が下落しにくい傾向があります。これは、建物の劣化が少なく、設備も最新の状態であることが主な理由です。また、将来売却する際にも、築年数が浅いことから、高い価格で売却できる可能性があります。

特に、立地条件の良い物件は、資産価値が維持されやすく、長期的な投資に適しています。 一方で、市場の動向や経済状況の変化によって資産価値が変動する可能性があることは理解しておく必要があります。

節税効果

新築ワンルームマンション投資には、様々な節税効果が期待できます。代表的なものとしては、減価償却費、不動産取得税の軽減措置などが挙げられます。これらの制度を活用することで、税負担を軽減し、投資効率を高めることができます。

節税制度と内容
節税制度 内容
減価償却費 建物の価値が経年劣化していくことを費用として計上できる制度。
不動産取得税の軽減措置 一定の要件を満たす新築住宅の取得に対して、不動産取得税が軽減される制度。
一言メモ

ただし、これらの節税効果は一定の条件を満たす必要があるため、事前に専門家へ相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。国税庁のウェブサイトなどで最新の情報を確認しましょう。

不動産投資における節税の仕組みについて知りたい方は「不動産投資で節税できる仕組みとは?節税しやすい人の特徴・注意点も解説」の記事をご参照ください。

新築ワンルームマンション投資のデメリット・リスク

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新築ワンルームマンション投資には、メリットだけでなく、様々なデメリットやリスクも存在します。投資を成功させるためには、これらのデメリットやリスクを正しく理解し、対策を講じることが重要です。

空室リスク

新築ワンルームマンションといえども、必ずしも入居者がいるとは限りません。空室期間が発生すると、家賃収入が得られないため、ローン返済に影響が出る可能性があります。特に、供給過剰の地域や競争の激しいエリアでは、空室リスクが高まります。

空室リスクを軽減するためには、需要の高いエリアや駅近物件を選ぶ、魅力的な設備を整える、適切な家賃設定を行うなどの対策が重要です。また、空室保証サービスを利用することも検討できます。ただし、保証内容や費用をよく確認する必要があります。

需要の変化

周辺地域の人口減少や、競合物件の増加などにより、入居者の需要が変化する可能性があります。需要の変化に対応するためには、市場調査を継続的に行い、必要に応じて家賃の見直しやリフォームなどを検討する必要があります。

入居者トラブル

家賃滞納や騒音問題など、入居者とのトラブルが発生する可能性があります。トラブル発生時の対応策を事前に考えておくことが重要です。管理会社に適切な対応を依頼することも重要です。

金利上昇リスク

ローンを利用して新築ワンルームマンション投資を行う場合、金利上昇リスクに注意が必要です。金利が上昇すると、ローン返済額が増加し、収益を圧迫する可能性があります。変動金利型ローンの場合は、金利上昇による返済額の増加に備えて、資金計画に余裕を持たせることが重要です。固定金利型ローンを選択することもリスクヘッジの一つです。

インフレリスク

物価上昇(インフレ)により、建物の維持管理費用や修繕費用が増加する可能性があります。インフレリスクを考慮し、長期的な収支計画を立てることが重要です。家賃設定にも影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

出口戦略の難しさ

新築ワンルームマンションは、中古物件と比較して売却価格が下落しやすい傾向があります。そのため、売却時のタイミングや価格設定が重要になります。売却が想定通りに進まない場合、想定外の損失を被る可能性があるため、事前に複数の出口戦略を検討しておくことが重要です。賃貸経営を継続する、売却する、リフォームして価値を高めて売却するなど、状況に応じて柔軟に対応できるよう準備しておくことが重要です。

新築ワンルームマンション投資のリスクと内容、対策
リスク 内容 対策
空室リスク 入居者が見つからず、家賃収入が得られないリスク 需要の高いエリアを選ぶ、家賃設定を適切に行う、空室保証サービスを利用する
金利上昇リスク ローン金利が上昇し、返済負担が増加するリスク 固定金利型ローンを選択する、資金計画に余裕を持たせる
出口戦略の難しさ 売却が想定通りに進まないリスク 複数の出口戦略を検討する、市場動向を把握する

ワンルームマンション投資のリスクと回避法について知りたい方は「ワンルームマンション投資のリスクとは?回避する方法もあわせてご紹介」の記事をご参照ください。

新築ワンルームマンション投資の将来性

将来性の画像

新築ワンルームマンション投資の将来性を考察する上で、人口減少、都心集中と地方分散、テレワークの普及、インバウンド需要の動向といった社会情勢の変化は重要な要素となります。これらの要素がどのように影響するかを理解し、将来を見据えた投資戦略を立てることが重要です。

人口減少の影響

日本の人口は減少傾向にあり、これは賃貸需要にも影響を与えます。特に地方都市では人口減少の影響が大きく、空室リスクが高まる可能性があります。一方で、東京都心部など人口流入が続く地域では、賃貸需要は比較的堅調に推移すると予想されます。エリアごとの人口動向を綿密に調査し、将来的な需要を見極めることが重要です。

都心集中と地方分散

人口減少の中でも、東京圏への人口集中は続いています。このため、都心部のワンルームマンションは高い需要が見込めます。一方で、地方都市では人口減少による空室リスクが懸念されます。地方都市への投資は、地域経済の活性化や地方創生に関連する政策などを考慮する必要があります。

テレワークの普及

新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、テレワークが急速に普及しました。これにより、住居に対するニーズも変化しており、都心部だけでなく、郊外や地方の物件にも注目が集まっています。

テレワーク需要を取り込むためには、高速インターネット回線やワークスペースの設置など、物件の付加価値を高める工夫が重要となります。

インバウンド需要の動向

観光客の増加に伴い、宿泊施設としての需要が高まっていました。しかし、パンデミックの影響でインバウンド需要は大きく落ち込みました。今後の回復状況は不透明であり、インバウンド需要に依存した投資戦略はリスクが高いと言えるでしょう。

ただし、観光需要の高いエリアでは、中長期的にインバウンド需要の回復を見込むことも可能です。

新築ワンルームマンションの将来性やリスクの徹底分析まとめ

新築ワンルームマンション投資は、安定した家賃収入や節税効果といったメリットがある一方で、空室リスクや金利上昇リスクといったデメリットも存在します。将来性は人口減少やテレワーク普及といった社会情勢に左右されるため、一概に儲かるとは断言できません。

新築ワンルームマンション投資を成功させるためには、都心部へのアクセス良好な立地や適切な物件価格、管理体制の充実といった条件が重要です。中古ワンルームマンション投資と比較検討し、物件探しから資金計画、ローン審査、契約・引き渡しまで慎重に進める必要があります。最終的には、自身の投資目標やリスク許容度を踏まえ、多角的な情報収集と分析に基づいて判断することが大切です。

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このコラムを書いた人

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アデプトマネジメント編集部

【宅地建物取引業】大阪府知事(2)第59728号
【賃貸住宅管理業】国土交通大臣(1)第002807号

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このコラムを監修した人

吉田(宅建士)
吉田(宅建士)
宅建士

大学卒業後、不動産売買仲介の営業をしていました。 現在の私の主な業務は、売買部門において契約書作成等の事務仕事を担当しています。

オーナー様の不動産売買のサポートをさせていただいております。

趣味:映画鑑賞、旅行