ワンルームマンションが売却できない理由をまとめて解説!

ワンルームマンションが売却できない理由

ワンルームマンションはニーズが限られているので、売り際にはコツが必要です。そのため、納得の行く売却ができないひとも少なくありません。

ワンルームマンションの売却を成功させるには、部屋の強み・弱みを洗い出し適切なターゲティングを行った上で、評判の良い不動産会社に相談することが大切です。この記事では、ワンルームマンションが売却できない理由や注意点などを詳しく解説していきます。

ワンルームマンションが売却できない理由は?

ワンルームマンションは価格的に手が届きやすい、人の出入りが頻繁に行われ、収益もある程度安定しているなどの理由から投資の対象になりやすいです。

しかし、いざワンルームマンションを売却しようとしたとき、買い手がいつになっても見つからないというトラブルに見舞われることが少なくありません。もちろんワンルームマンションが売れないのにはちゃんと理由があります。それでは、ワンルームマンションが売れない理由を見ていきましょう。

  • 購入希望者のニーズに合った広告になっていない
  • 築年数が古い
  • 売却のタイミングが合っていない
  • 近隣に競合物件がある
  • ローンが承認されない
  • 価格設定が高すぎる
  • 不動産会社が積極的に動いていない

購入希望者のニーズに合った広告になっていない

いくら条件が良い物件でも、ターゲティングが適切にできていないと売れません。ワンルームマンションの主なターゲットは、同じく投資をやっている人物、もしくは居住用として探している人物です。

しかし、投資用マンションは多くの場合、購入希望者も投資を目的としている人が多いため、居住用マンションとしてアピールしていると、ターゲット層の本当に知りたい情報が広告に掲載されていないということになりかねません。

適切なターゲットに広告が届かないと、条件の良い物件でもなかなか買い手が見つからなくなってしまいます。ワンルームマンションの売却にあたっては、ターゲット層を意識しながら強みを洗い出すことが大切です。

築年数が古い

ワンルームマンションに限らず、築年数が古い物件はとにかく家賃を安く抑えたい人以外からの需要があまりありません。また、築年数が古いワンルームマンションは壁が薄い、住民の質が悪いなどの問題も抱えやすく、むしろ避ける人も少なくありません。

築年数が古い物件だと、周辺の相場よりも家賃を安めに設定する、リノベーションするなどしないとなかなか入居者が見つかりにくいです。このように、購入者目線で考えても築年数が古すぎる物件は購入するデメリットが大きいのでどうしても避けられやすくなってしまいます。

売却のタイミングが合っていない

売却のタイミングが合わないせいで、本来売れるような物件でも売れないことがあります。不動産の市場が活発化するのは主に3月や9月頃です。

売却の準備は市場が活発化する時期が始まる前に済ませておくと良いでしょう。タイミング次第で売却価格に影響が出る可能性もあるので、注意してください。

近隣に競合物件がある

ワンルームマンションが多い地域には、同じような条件の物件が集中しやすい傾向にあります。そのため、自分のワンルームマンションよりも条件の良い競合ばかりが優先的に売れてしまい、売れ残ってしまうことがあります。

近くに競合がある場合は、競合と比べて自分が持っているワンルームマンションはどんな強みを持っているのか、逆に弱点は何かを洗い出し、強みを強調した広告活動を行いましょう。また、場合によっては差別化のためにリノベーションを実施するのも良いです。

ローンが承認されない

不動産は高額なので、購入希望者は一括ではなく基本的にローンで購入します。しかし、金融機関によっては住宅ローンの申し込み条件として、部屋の広さや駅からの距離、築年数の最低ラインを設けていることがあります。

ワンルームマンションは面積が狭めな場合が多いため、その上駅から徒歩10分以上だったり築年数が古かったりと、悪い条件が揃っているとローンが承認されない可能性が高くなり、購入希望者からも避けられてしまいます。

価格設定が高すぎる

価格設定が高すぎる物件は避けられがちです。よほど条件が良くない限り、相場よりも高い物件を購入するメリットは無いでしょう。そのため、不動産を売却するにあたっては適切な相場を把握することが大切です。

周辺の不動産の情報は、レインズや不動産サイトにて確認できます。自分が保有するワンルームマンションに似た物件がどれくらいの価格で売り出されているか調べた上で販売価格を決めましょう。ただ、不動産のような高額な買い物は、値下げ交渉が行われるのが基本です。そのため、物件によっては値下げを前提にやや高めに価格を設定するケースもあります。

不動産会社が積極的に動いていない

ワンルームマンションの売却をするにあたって、不動産会社に仲介を依頼することもあるでしょう。この場合ワンルームマンションが売れるかどうかは、不動産会社の頑張り次第な部分が大きいです。

不動産会社に売却の仲介を依頼する際、3ヶ月で契約を結ぶのが一般的です。その3ヶ月で不動産会社の動きをよく見て、3ヶ月以内に売れそうか、もし売れなかったら別の不動産会社に乗り換えるべきか検討しましょう。

ワンルームマンションを売却する際の注意点

ワンルームマンションを売却する際の注意点

ワンルームマンションでも、不動産の売却は高額なお金が発生する取引なので失敗できません。しかし、それでもワンルームマンションを実際に売却してから「あのときこうすればよかった」と後悔する人は多くいます。

そこで、ワンルームマンションを売却するにあたっては、どんなことを念頭に入れて手続きを進めていくべきなのか、ワンルームマンションの売却時に注意しておきたいことを紹介します。

  • ローン残債を調べておく
  • 媒介契約の種類を把握した上で検討する
  • 自分に合った売却方法を選ぶ
  • 不動産会社を見極める

ローン残債を調べておく

ローンがまだ残っている状態のワンルームマンションを売却する場合は、ローンの残債を必ず把握しておきましょう。

残っているローンの金額が大きい場合、売却してもローンが残ってしまい、その分を自分の貯金から持ち出しで返済しなければいけなくなってしまいます。この状態をオーバーローンといい、貯金が無くて完済できない場合の対処法としては、売却を一旦見送る、住み替えローンを使うといった方法があります。

不動産を売却する際には、お金周りの状況を把握していないとトラブルにつながりやすいです。したがって、ローンの残債は○十万円程度ではなく、1円単位まで把握するようにしましょう。

媒介契約の種類を把握した上で検討する

不動産会社に仲介してもらってワンルームマンションを売却する場合、媒介契約を結ぶことになります。媒介契約の種類は、専属専任媒介契約・専任媒介契約・一般媒介契約の3種類です。

専属専任媒介契約・専任媒介契約は、1社しか契約を結べない分、不動産会社がしっかり動いてくれるなどの特徴があります。一般媒介契約なら、複数社と契約を結べる代わりに不動産会社が積極的に動いてくれる望みが薄いなど一長一短です。ワンルームマンションの条件に応じて適した契約方法を検討してください。

自分に合った売却方法を選ぶ

不動産会社に仲介してもらってワンルームマンションの買い手を見つけるだけでなく、直接不動産会社にワンルームマンションを買い取ってもらうという選択肢もあります。仲介の場合は、時間はかかりやすいものの相場通り、もしくはやや低い程度の価格での売却が見込めます。

それに対して買い取りの場合は、相場よりも安い値段になってしまいますが、不動産会社が確実に買い取ってくれますし、入金までのスピードも早いです。仲介・買取に関してもそれぞれ一長一短なので状況に応じて適した方を選んでください。

比較項目 仲介 買取
買主 個人(または法人) 不動産会社
売却価格 市場相場程度 相場より低め
売却にかかる期間 比較的長期間 比較的短期間
手数料 仲介手数料が必要 手数料不要
内見対応 必要 不要
契約不適合責任 問われる可能性あり なし

不動産会社を見極める

不動産会社の質が悪いと、条件の良いワンルームマンションでも買い叩かれてしまうリスクが高くなります。不動産会社を選ぶ際には、ワンルームマンションがある地域の事情に詳しいところが最適でしょう。

ただ、不動産会社の評判が良くても担当者の質が高いとは限りません。また、評判の良い担当者でも相性が悪いと感じることもあります。そのため、実際に不動産会社に出向いて相談に乗ってもらい、信頼できる担当者を探しましょう。

成功するワンルームマンション売却のポイントは?

成功するワンルームマンション売却のポイントは?

人任せにせずに自分で情報収集する

ワンルームマンションの売却を成功させるためには、人任せにしないことが大切です。不動産会社の担当者がいくら信頼できると感じている人でも、100%信じ切ってしまうのは危険でしょう。そのため、担当者の話を聞くだけでなく、自分でも動いて情報収集をすることも大切です。

また、ワンルームマンションの売却は焦りも禁物です。とにかく早く売りたい気持ちが先走ってしまうと、条件の良いワンルームマンションでも買い叩かれてしまうリスクが高くなります。したがって、ワンルームマンションの売却はなるべくお金に余裕のあるうちに済ませましょう。

不動産会社選びを自分で確認する

ワンルームマンションの売却には不動産会社選びも大切です。特に仲介を希望する場合、不動産会社がどれだけ動いてくれるか、どれだけ提案をしてくれるかで売却価格が大きく変わってきます。質の悪い不動産会社だと、囲い込みをして買い叩かれる、いつになっても買い手が見つからないなど、売り手にとって不利な事態が起こる可能性も高くなります。

不動産会社選びはインターネットでの口コミをチェックするだけでなく、実際に不動産会社に出向いて話を聞き、本当に信頼できる業者か自分で確かめて決めてください。

ワンルームマンションの売却ならアデプトにお任せ

ワンルームマンションは需要が限られるので、その分売却に苦戦する人も少なくありません。そこで、売却を成功させるには自分で情報収集することと、信頼できる不動産会社を見つけることが大切でしょう。

アデプトマネジメントでは大阪を中心に投資用マンションの売買を行っています。地域密着型ならではの強みを活かして、お客様のニーズに合わせた対応が可能です。ワンルームマンションの売却を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の編集者

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アデプトマネジメント編集部

【宅地建物取引業】大阪府知事(2)第59728号
【賃貸住宅管理業】国土交通大臣(1)第002807号

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